コレクション: ダリオ・プリンチッチ

スタンコ・ラディコンに学んだ

世界的にも「オレンジワイン」として人気となった「コッリオ」。有名生産者が揃うが「ダリオ・プリンチッチ」の ワインはその中でも個性的。
「ヨスコ・グラヴネル」の親友であり、「スタンコ・ラディ コン」「ラ・カステッラーダ」の「ニーコ」とは同級生。仲 良しの造り手達は歴代ワイン造りの家系。
「ダリオ・プリンチッチ」は違った。若い頃は近隣のレ ストランやホテルに食材や「グラヴネル」「ラディコン」 のワインを卸す仕事をしていた。

『サラミ、チーズ、ワイン。地元の職人の美味し いものだけを扱っていた。美味しいものを知ること はワイン造りで最も大切』

友人の造り手達のワインが人気になっていく中、ワイ ン造りへの情熱を抑えられず、1993 年にワイン造り を開始する。

『栽培、醸造の技術的なことの多くはスタンコ・ラデ ィコンから教わった。彼のワインが一番好きだったし、 一番シンプルだったから』

コッリオの人気生産者の中で最も歴史の浅い造り手 だが独特の個性で今や大人気となっている。

彼等のワインはマセラシオンをしても、果実のピュア さやジューシーさが残っていてシリアスすぎない。
飲み手を楽しくさせる美味しさがある。最近のダリオ のワインは更に軽やかさが増している。


『マセラシオンを少し短くして品種個性を感じられる ようにした。昔の自分のワインは重すぎた。華やか で楽に飲めるワインが理想』

ワイン造りはスタンコ・ラディコンに教わった。しかし、 ラディコンとは全く違うワイン。ダリオの人柄を表すよ うにチャーミングで近寄りやすい。

『スタンコのワインは大柄で屈強な男という感じ。僕 等のワインは柔らかい女性のようなワイン。人がワ インを造るから』

 

軽やかさと旨みの両立

畑は「コッリオ」の丘の中腹、自宅周辺に所有。20 年以上、一切化学薬品を使用していない。

『3 年に 1 回程度堆肥を撒く位で何もしなくて大丈 夫。下草と葡萄枝が肥料になる』

この地域特有の「ポンカ」と呼ばれる石灰岩が特徴。 白亜紀初期~第三紀漸新世の泥岩や粘土土壌。 「コッリ・オリエンタリ・フリウリ」よりも古い土壌。 醸造はシンプル。収穫した葡萄は木製の開放発酵 桶に投入。自然酵母のみで発酵。区画毎に分けて 発酵させる。 温度管理はしない。発酵温度が 32 度を超えるよう ならば冷房をかけて対応。マセラシオンは果皮の状 態を見ながら調整

『暑く完熟した素晴らしい年、2011 年のリボッラで 2 週間のマセラシオン。熟度の悪い年はえぐみが出 るので短めにする』

熟成は古い木樽。フィルタリング、清澄も行わない。 ワインが良い状態になったらアッサンブラージュして ボトリング。 この時に極少量(20mg/L 程度)SO2 を添加する。

 

1個の商品
  • ビアンコ・トレベツ・セレッツィオーネ・ヌォーヴァ 2012

    ダリオ・プリンチッチ

    特別なトレベツ!圧倒的凝縮度!圧倒的旨味!

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