ラネ・ブラン2018

南の日常のワイン

レ・クロ・ペルデュ

ラネ・ブラン2018

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生産地 フランス/ラングドック
品種 マカベオ65%、グルナッシュグリ30%、ミュスカ5%
ヴィンテージ 2018
種類
醸造・熟成 ステンレスタンクで発酵、熟成。一部古樽使用。ノン・フィルター。
アルコール度数 13%
容量 750ml

フルーティーで華やか

アプリコットやジャスミンの華やかな香り。いい意味で緩い果実味で、大変飲み心地が良い。食卓に1本あると嬉しいワイン。

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

畑の個性より、その年の個性を味わう為のキュヴェ。内陸部モーリー、モントネ、アグリ丘の畑の色々な畑の葡萄を使用。シスト土壌、樹齢70年のグルナッシュ・グリとミュスカ、雲母片岩土壌のマカベオのアッサンブラージュ。

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WINERY

生産者情報

レ・クロ・ペルデュ

●樹齢120年『失われた葡萄畑』を復活させる●

広大なコルビエールに32区画の畑を所有。その全ては高い樹齢の樹でビオディナミを用い土壌が活性化されている。土地の個性をしっかり表現した次世代コルビエール。

荒廃していたコルビエール

ラングドッグで最も広大な産地コルビエール。その面積は13,000 haにも及ぶ。海に近い大きな干潟のペリヤック・ド・メールから60km内陸の山岳地帯まで個性の異なるワインを産んでいる。

『海に近い畑は粘土石灰が主体。内陸部は片岩や火山に由来する岩と砂質が複雑に混じり合っている。勿論ワインの個性も異なる』

安価なワイン生産地に成り下がったコルビエールでは90年代以降、手放される葡萄畑が増え続けていき、小麦の畑に変わるか、荒廃していった。イギリス人の「ユーゴ・スチュワート」とオーストラリア人の「ポール・オールド」の2人はこの捨てられた葡萄畑を嘆き、自分達で再建することを決意。

『クロ・ペルデュは失われた葡萄畑を意味する。畑は荒れていたが葡萄樹はその分、自然に守られていて毒されていなかった』

バカンスでコルビエールを訪れた彼等は広大な自然と大きな太陽、乾燥した生きるのに理想的な環境に魅了されてしまう。ポールはオーストラリアの醸造学校に入学し、栽培・ 醸造を学び、数年後、家族と共に海に近いリヤック・ ド・メールに移り住んだ。

『安価なワインを造る大手にとっては古樹や斜面、痩せた土壌の素晴らしい個性は収量を落とすだけで生産性が悪かった』

今では内陸部のリヴザルト北部、アグリー丘とヴィルセク村のコルビエール丘、海に近い干潟の平野部の 3 ヶ所に個性の異なる畑を所有している。

 

失われた葡萄畑

2003 年、1.5ha から始まった「レ・クロ・ペルデュ」。 設立メンバーのスチュワートはリタイアし、現在ではポ ールが家族と共にワイン造りを行っている。

『元々イギリスのロイヤル・バレエ団でプロのダンサーとして働いていた。その後、オーストラリアのシャ ルルスチュアート醸造学校で学んだ』

変わった経歴の醸造家だが、ワイン造りは芸術感覚 と科学的知識、そして情熱が重要なのだそう。コルビエールの自然と乾燥した環境を活かし、畑では一切の薬剤を使用しない。ビオディナミが採用さ れ、土壌の個性を重視している。

『優れた環境なので葡萄のストレスをできる限り減らしてやれば良い。葡萄樹と地球の動きに合わせ た栽培が可能なのがコルビエール』

剪定やグリーンハーヴェストも月の動きに合わせて行う。湿気が少ないのでベト病対策も必要なく、全て手作業だけで畑仕事が完結する。

『ビオディナミによって畑は昆虫や雑草の種類が少しずつ増え、それに伴って畑の個性は強まり、葡萄 樹は自然とバランスした』

現在では20ha 32区画の畑を所有し、そのほとんどが古樹で一部は樹齢 100 年を越す。勿論、全ての畑はビオディナミで活性化されている。

 

ストレスのない醸造

醸造段階でも葡萄、ワインにストレスを与えないということが重要視されている。

『土地の個性を表現するには芸術的な側面と科学的な側面、そして葡萄、ワインの気持ちを理解して扱うことが重要』

白ワインの圧搾は昔ながらの手動ダイレクトプレス。これも葡萄の状態を確認しながら調節できる唯一の手段だから。

『葡萄は 1 度除梗して葡萄の状態に合わせて梗を 加えていく。比率はその年によって異なるが、繊細 さ、複雑さ、奥行きを梗が与えてくれる』

また、発酵は野生酵母のみで温度管理なく行われるが、梗の酵素が発酵自体をスムーズに進める効 果もある。

『マセラシオンは 15~40 日間であまり強い抽出を 好まない。果実の強さとタンニンとをバランスさせる のがマセラシオンとピシャージュ』

その年、畑毎に手作業で調節していく。発酵、熟成も温度管理は一切しない。自宅の半地下にあるセラ ーは夏でも冷えていて、これも彼等の上品さを演出 している。

『重厚なワインではなく、ミネラルが 1 本通った土地の味のするワインを造りたいのでできる限りシンプルなワイン造りを心掛けている』