リボッラ・ジャッラ2021

絞ったままのピュアな果実感

イ・クリヴィ

リボッラ・ジャッラ2021

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生産地 イタリア/フリウリ
品種 リボッラジャッラ
ヴィンテージ 2021
種類
アルコール度数 12.5%
容量 750ml

シンプルでピュアな香りと味わい

繊細でデリケートでピュアなレモンの皮の香りを思い起こさせます。味わいは、熟したレモンの酸味、そして塩味を感じる。非常にドライで風味豊かな後味が特徴です。

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

始新世の土壌でマールが主体で砂岩が混じる。樹齢30年。10月初めに収穫。種子付近や果皮付近の硬い果肉部分ではなく、香の強い軟らかい部分のモストだけを採取。一晩落ち着かせて、上澄みだけをステンレスタンクに移し、発酵。低温に保ち、マロラクティックをせずに6ヶ月間シュール・リーの後、ボトリング。

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    絞ったままのピュアな果実感

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WINERY

生産者情報

イ・クリヴィ

 

流行に流される事ないピュアで繊細なフリウリ


究極のピュアさは高樹齢の葡萄の1番絞りのみを使って造られる
ノン・マセラシオンでもオレンジワインに負けない情報量を持っているんです


❖荒廃した葡萄畑を再生

『20年前、この地域のワイン文化は失われていた。土地の味のするワインの再生を夢見て葡萄畑を探し、コッリ・オリエンタリ・フリウリに荒廃した葡萄畑を見つけた』
イ・クリヴィ前当主、故フェルディナンド・ザヌッソはアフリカでの40年の仕事から戻った90年代初め、フリウリの伝統的ワインの復活を夢見て葡萄畑を取得します。当時は政府主導で効率的農業が導入され、コッリ・オリエンタリ・フリウリは世界基準の味わいを目指し、工業生産型ワインが主流となり、伝統的なワインは皆無でした。
『栽培効率の悪い斜面にあった為に放棄された葡萄畑は荒廃していたが、幸運なことに農薬で痛めつけられてはいなかったので葡萄樹に生命力は宿っていた』
古い樹を活かし、マルゴッタで種を残し、少しずつ葡萄樹を増やしていく。この古い畑には色々な種のクローンが混在していました。工業的モノ・クローンではなかったのも重要だったのです。
『苗木屋のハイブリッドなクローンではなく、この地域に昔から栽培されてきた野生種が自然に変異してきた色々なクローンが混在する昔ながらの畑』
畑はコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリのグラモリアーノ丘陵に4ha。隣接するコッリオのクアリン丘陵に8ha所有。生産効率は悪いが、生命力に溢れる葡萄が得られるのです。
『ワイン造りとは正直であり続ける事が重要。土地の個性や歴史を反映し、この地域の真実を語り、感じさせてくれるのがワインなのですから』
畑の周辺には森が残され、いちじく等、葡萄以外の植物が植えられ、出来る限り生物多様性を維持しています。葡萄樹の樹齢は平均50年以上というから驚きです。数年前にフェルディナンドは亡くなり、現在では息子、マリオが父親の意志を忠実に引き継ぎ、独自の個性を持ったワインを醸し続けています。
『ヴァン・ナチュールである前に葡萄果実を感じさせるべき。美味しく健康的な飲み物であるべき。重たく飲み進まないワインなんて必要ないのです』
長期マセラシオンのオレンジワインが流行しても、彼等の透き通るようなノン・マセラシオンの美しいワインは価値を失わないどころか、存在感を強めています。

❖モスト・ディ・フィオーレ

『ワイン造りは葡萄に語らせること。モストをシンプルにワインに変えていく。人間の意志で果皮を長く漬け込んだりする必要はない。介入要素を出来るだけ排除する事が大切』
野生酵母のみで発酵。マセラシオンはしない。マロラクティック発酵もしない。清澄もしない。ワインに搾りたての葡萄の香があることが理想なのです。
『だから僕達が使うモストはモスト・ディ・フィオーレと呼ばれる最も純度の高いモストのみ。果皮や種子に由来するタンニンや雑味がほとんど無いモスト』
中心部の種子周辺はゼリー状で硬く、果皮周辺は繊維が多く硬い。手で優しくプレスすると最初に出てくるモストは種子と果皮から遠い部分のもので純粋。これがモスト・ディ・フィオーレ。
『全く濁りがなく、花のような純粋な香が圧倒的に強い。果皮や種子の要素が出ていない果汁のピュアさがモスト・ディ・フィオーレにはあるのです』
この繊細な香や味わいを隠さない為にマロラクティックもマセラシオンも行いません。香を閉ざしてしまう亜硫酸も醸造時は無添加。ピュアさを追求するのが彼等のワイン造りです。
『マロラクティック発酵によって色々な味の要素が産まれるが、果実そのものの表現は弱くなる。マセラシオンも同じで果皮や種の要素を抽出すれば果汁の繊細さは隠れてしまう』
ピュアで表現力のあるモスト・ディ・フィオーレを得る事が大切。その為には高い樹齢と優れたポンカ土壌。そして正しい方位と斜度で適度な日照を得る事が大切。
『若樹は自分を理解できていない。未熟なのです。樹齢の高まりと共に葡萄樹は土地を理解し、自分自身を調整していく。収量は落ちるが、葡萄の情報量は多くなる』
果皮も使用しないシンプルな醸造を採用しているので、若い樹の水分量の多く、情報量や要素の少ない葡萄ではワインとして成り立つ事ができないのです。一番若いリボッラ・ジャッラの畑でも樹齢30年以上。ベースのフリウラーノ、ヴェルドゥッツォ、マルヴァジアの各畑でも樹齢60~80年という驚異的な樹齢の高さ。
『更に、クリュのガレアの樹齢は60年以上。コッリオのクリュ、ブラッツァンに植えられているフリウラーノとマルヴァジア・イストリアーナの樹齢は80年を超えている』

❖2つのクリュ

■ガレア
90%フリウラーノ、10%ヴェルドゥッツォの混植
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリのグラモリアーノの丘に位置するガレアは始新世の土壌でマールが主体で砂質が混じる。乾燥していて日照も強い。
『アーシーで少しアニスやアーモンドの香。口中では少しのスパイスと蜂蜜のような旨味。これはこの地域の典型的なセパージュのワインに現れる、まさに典型的な味わい』
■ブラッツァン
90%フリウラーノ、10%マルヴァジア・イストリアーナの混植
ブラッツァーノ・ディ・コルモンスの始新世の土壌でマールが主体で砂質が少なく青色がかっている土壌。湿気が多く、昼夜の寒暖差が大きい。
『力強く詰まった果実。桃やグレープフルーツのような味わいに海のヨード、塩味を感じる。男性的で若い内は武骨過ぎるように感じるが、熟成によりバランスが取れてくる』
2つのクリュは距離的にも近く、ほぼ同じ品種。同じ醸造。それでもここまで香、味わいに違いが出てくるのは高樹齢の葡萄樹が土壌の要素をしっかり得ている事を意味しているのです。