エトナ・ロッソ・ア・リナ

区画ブレンドによる複雑性

ジローラモ・ルッソ

エトナ・ロッソ・ア・リナ

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品種 ネレッロ・マスカレーゼ ネレッロ・カップッチョ
ヴィンテージ 2019
受賞歴 92P:RP
種類
容量 750ml

エトナらしい力強さは秀逸

ネレッロ・マスカレーゼ特有の奥ゆかしい甘みを感じられる。タンニンも綺麗に馴染み、少しのスパイシーさが果実とバランスする

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

94%ネレッロ・マスカレーゼ、4%ネレッロ・カプッチョ。色々な畑のアッサンブラージュだが主にサン・ロレンツォ、フェウド、カルデララ・ソッターナの葡萄を使用。収穫後、ステンレスタンク畑毎に分けて発酵。マセラシオンは10〜12日間。野性酵母のみで温度管理もしない。清澄、フィルターもなしで、1度移し替えをし、古いバリックで1年熟成。

ジローラモ・ルッソのワイン

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    ジローラモ・ルッソ

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    ジローラモ・ルッソ

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  • エトナ・ロッソ・ア・リナ

    ジローラモ・ルッソ

    区画ブレンドによる複雑性

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    ジローラモ・ルッソ

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    ジローラモ・ルッソ

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WINERY

生産者情報

ジローラモ・ルッソ

『エトナ』で最も注目されている若手醸造家

フランク・コーネリッセンと共にワイン造りを始めた。凝縮度が高く、力強い新しいタイプのエトナ。近年移り住んできた 新しい造り手とは違い、地元人なので最高の区画を多く所有。

 

❖10 倍に高騰したエトナ❖

「ベナンティ」によって高品質ワインの産地に産まれ変わった「エトナ」。今では多くの造り手が進出し、エトナの価値は一気に向上した。
『エトナの土地は高騰し、土地の値段は 10 年前の 10 倍にまで上がってしまった。今では買うことは不可能だし、手放す人もいない』
「グラーチ」「マルク・デ・グラッツィア」と人気の造り手 も多いが、今一番人気でワインが全く手に入らないの が「ジローラモ・ルッソ」。
『ジャンシス・ロビンソンやワイン・アドヴォゲイトが絶賛したことで 2015 年に世界的に人気になってしま った。ワインはリリースと同時に完売する』
当主は「ジュゼッペ・ルッソ」。パッシピッシャーロ地区 で代々葡萄栽培を行ってきた葡萄栽培農家の息子 で、この地域の地主でもある。
『エトナが注目されて有能な造り手達が移住し、ワイ ン造りを始めた。この土地で産まれた自分こそエト ナ・ワインを造るべきなのではと考えた』
2003 年、26haの土地を父親から相続。15haの葡萄畑はエトナ北斜面の標高 650~800m に位置。葡萄栽培農家だったので良い区画を元々所有しているのが彼の有利な点になっている。 自分 1 人で管理できるだけの畑を残し、その他の畑 は「パッソピッシャーロ」や「フランク・コーネリッセン」等 優れた造り手に貸している。

❖黒色火山岩土壌❖

彼の畑には過去の噴火で流れ出た溶岩の塊が残さ れている。土壌はこの火山岩が時間をかけて風化し、細かい砂になったものが粘土と混ざったもの。
『火山岩は水はけが良く、PH が低い。葡萄は熟しながらも酸度を保つことができる。マンガンや鉄が多いのもエトナの大きな特徴』
シチリアならではの強烈な陽光は北側斜面の為に適度に制限され、過熟を防いでくれる。南斜面より収穫は 2 週間程度遅い。
『シチリアは暑いが、エトナ北斜面の夜は寒い。日中 40 度を越しても夜間は 10 度以下まで冷やされる。 この温度差が葡萄にストレスを与える』
適度なストレスは葡萄に生命力を与える。葡萄は生き抜く為に糖分を蓄え、病気や外敵から守る為にタンニンや酸を蓄える。 人間と同じで、少し苦労した葡萄は強く育つ。葡萄樹 はストレスを受けて丈夫になっていく。人間が守れば守るほど葡萄は弱くなっていく。
『樹齢は 50~100 年。フィロキセラ以前の樹も多く残っている。収量は 35 キンタル/haと通常の造り手の半分以下』
凝縮度の高い小粒の葡萄から造られる彼のワインは圧倒的な濃厚さを持っていて、若いうちは理解しにくいワイン。時間と共にエトナ特有のミネラルや、真っ 直ぐなストラクチャーが出てくる。

❖フランクとグラッツィア❖

「ジュゼッペ」は 2003 年にワイン造りを始めるまで大学の数学教師をしながらピアノ奏者として活躍してい た。ワイン造りは全くの素人だった。
『友人のフランク・コーネリッセンに栽培とワイン造りを教わった。自宅のガレージから始まったワイン造りはピアノと似ていて、感覚が重要だと思った』
醸造技術に頼るのではなく、葡萄の力を最大限引き出すという「フランク」の考え方に共感し、畑での栽培方法も変更していく。 有機栽培は勿論だが、葡萄樹に耐性を備えさせていくことが重要。薬剤を一切使用せずに畑を作り上げていった。
『一方でマルク・デ・グラッツィアとも親交が深く、化学的研究で各クリュを分析、最良の収穫やクローンの剪定を行っている』
ジュゼッペは数学教師でありながらピアノ奏者であったように、化学的研究で理想を追求しながら、アーティストのように感覚も大切にしている。
『エトナで産まれて育ったが、ワイン造りの経験で、も っとエトナを理解するべきだと感じている。葡萄は生命力に溢れる植物でエトナを知っている』