ガスール2020
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これがリベラデルドゥエロの日常酒!

テルモ・ロドリゲス

ガスール2020

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生産地 スペイン
品種 テンプラニーリョ主体
ヴィンテージ 2020
種類
醸造・熟成 ステンレスタンクで自然発酵させてステンレスタンクで熟成というシンプルなもの。
アルコール度数 14%
容量 750ml

リッチでフルボディ

ダークフルーツの香りに強いタンニン。スモーキーなニュアンスもありローストやグリルした肉と相性抜群!

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

生産者:マタリャーナ

リベラ・デル・ドゥエロの色々な地区の標高800〜900mにある畑の葡萄を使用。気候は非常に乾燥しており、夏は暑く、冬は強く冷え込む。テンプラニーリョが主体で、少量の地元の白品種ナバロ、バレンシアーノ、アルビージョ・マヨールがアッサンブラージュされる事でワインに立体感を補完しています。ジューシーで新鮮な果実をできるだけ多く残すようにしました。

テルモ・ロドリゲスのワイン

  • デヘザ・ガゴ2021

    テルモ・ロドリゲス

    伝統的トロの再現

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  • ペガソ・ピサーラ2019

    テルモ・ロドリゲス

    シスト土壌のガルナッチャの表現

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  • バサ2022

    テルモ・ロドリゲス

    ルエダの大陸性気候を生かしたワイン

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  • ガゴ2019

    テルモ・ロドリゲス

    最高の状態の葡萄のみ使用

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  • マウンテン・ブランコ2019

    テルモ・ロドリゲス

    マラガの魚介にもぴったりな万能ワイン

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WINERY

生産者情報

テルモ・ロドリゲス

●村毎に違う個性 スペインにしかない魅力●
 

スペインワイン界の革命児

スペイン最高の醸造家と言われるまでに成長したテルモ・ロドリゲス。

この 30 年のスペインワインの進化の中心でした。そんなテルモのゴールはスペイン各地の土着品種の復活とリオハ本来の味わいを取り戻す事。テルモの言う本来の味わいは 18世紀、小さな造り手が各村のテロワールを活かしてワインを造っていた時代の事を指しています。

1962 年、テルモはビルバオの近郊、イルンに生まれます。実家はリオハを代表する名門
ボデガ「レメリュリ」でした。幼い頃からワイン文化に触れ、ビルバオ大学を卒業後、ボルドー大学醸造学部に進学。ここでパートナー、パブロと出会います。
卒業後、テルモは「コス・デストゥルネル」、パブロは「シャトー・ペトリュス」で研修。その後、テルモはスペインに気候も土壌も近い南仏に移動。「トレヴァロン」のエロイ・デュルバック、「ジャン・ルイ・シャーヴ」のジェラール・シャーヴと働き、ワイン造りではなく、葡萄造りを学んでいきます。

1989 年、実家のレメリュリに戻りますが、考え方を異にする父ハイメと対立。実家を飛
び出し、1994 年、パブロと共に「コンパニア・デ・ビノス・テルモ・ロドリゲス」を設立し、早々と独立を果たしてしまいます。

 

 

ボルドーで気付いたスペインの独自性

ボルドーでのワイン醸造と一流シャトーでの経験が、テルモにスペインの独自性を気付かせます。

独立後、葡萄畑の視察にスペイン各地を旅すると、その地方に伝わる伝統的ワイン造りと土着品種、テロワールが密接に結びついている事に驚かされます。リオハだけではなくスペイン各地に独自のワイン文化、品種、醸造技術が存在したのです。
当時のスペインは世界的モダン化の波に襲われ、古い土着品種の樹が抜かれ、国際品種に植え替えられていました。

自分の故郷であるスペインのテロワールと自然と結び付き、地域毎に残ってきた土着品種の個性を国際品種の生産効率で消し去っていく事に違和感を持ったテルモは各地の古い土着品種の畑を復活させる事を目指します。

最初の挑戦はナヴァーラの外れにあるサダ村でした。カベルネとメルローに植え替えられていく中、サダ村に残っていたガルナッチャの古い畑を再生し、当時不人気だったガルナッチャの独特の個性に光を当てます。
その後もマラガ、トロ、リベラ・デル・ドゥエロと各地の古い葡萄畑を再生し、土着品種の個性に光を当て復活させていったのです。

 

 

村のワインが理想

そして、1998 年、遂にテルモはリオハへと戻ってきます。

テルモはリオハの現在のワイン造りとは違い、プエブロ(村)のワインでテロワールの表現を目指しますが、当時の法規ではリオハでは村名や畑名をエチケットに記入する事は許されていませんでした。いまだに大きなワイナリーのブランドと熟成期間に応じた階級に縛られていたのです。2 年以上をかけて、この法規を変え、村や畑の重要性を訴えていきます。
しかし、特に有名産地であるリオハでは1850年代までには地方性や土着品種、テロワ
ールを重視したワイン造りは消え去っており、各村独自のワイン文化の復活は困難を極
めました。

ボデガ「ランザガ」ではリオハのテロワールの復活を目指し、ブルゴーニュのように村、そして単一畑のテロワール表現を目指したワイン造りを行っています。
2010 年には実家の「レメリュリ」にも復帰。古めかしいリオハのワイン文化を変え、世界に向けてその独自性を発信し続けています。