シャンパーニュ ”アビス” 2017
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海底熟成!ストレスフリーのシャンパーニュとは!

ルクレール・ブリアン

シャンパーニュ ”アビス” 2017

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生産地 フランス/シャンパーニュ
品種 ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエ
ヴィンテージ 2017
種類 泡白
醸造・熟成 海底熟成
容量 750ml

複雑で凄まじいポテンシャル

乾燥したアプリコットやブリオッシュのリッチな香り。味わいはフレッシュでミネラリー。後味に塩味も感じられる。まっすぐに伸びる酸がバランスを取り、エレガントな印象に。複雑な味わいに加えて、力強いパワーを秘めている!

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

シャンパーニュにとって最も優れた熟成環境とは?


それこそが「アビス」の始まりでした。理論的には温度が15度以下で安定しており、充分な湿度がある事。過度な振 動や日照が無い。ガスが抜けることなく、過度に圧力が加わる事の無い状態。これ こそがシャンパーニュにとってストレスフリーな状態であると言えそうです。
造り手の 地下セラーはそのほとんどを実現していますが、唯一ガス圧だけはどうしようもない と考えられていた訳です。しかし、海中 60m ではボトル内の外に向かうガス圧と水圧がバランスし、均衡になるので、それさえもクリアされるのです。

もう 1 つ、奇才エルヴェ・ジェスタンが考えた事が土壌の特殊性でした。シャンパー ニュの中でも白亜質石灰岩が強い畑を選びアビスのベースワインを造ります。この 土壌は海の微生物の死骸(コッコリス)と牡蠣の貝殻を起源とする方解石結晶粒か らなっており、矢石類(古代軟体動物の甲羅)の化石が含まれていることが特徴。 海の土壌から生まれたワインを海の中で熟成させることはワインの精神的なストレス さえも減らす事になると考えたのだそう。

ルクレール・ブリアンのワイン

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    ルクレール・ブリアン

    アンフォラ、バリック、金の樽、ガラス瓶熟成

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  • レ・バス・プリエール2016

    ルクレール・ブリアン

    ドンペリ・ロゼに使われるオーヴィレのピノ・ノワールは力強い

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  • シャンパーニュ ”ブリュット・レゼルヴ”

    ルクレール・ブリアン

    天才醸造家エルヴェ・ジェスタンの集大成

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  • 150エメ・アニヴァサリエ[2014]

    ルクレール・ブリアン

    150周年の記念キュヴェ

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  • アビス・ロゼ2018

    ルクレール・ブリアン

    初リリース!アビス・ロゼ

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WINERY

生産者情報

ルクレール・ブリアン

 

天才醸造家エルヴェ・ジェスタンの実験場

マルゲ、フルーリー等のコンサルタントとして活躍したエルヴェ・ジェスタン最後の挑戦
シャンパーニュ造りに関する全ての環境を最高の状態にする


❖シャンパーニュ最古の自然農法

『1950年代から無農薬栽培でシャンパーニュを造り始めた自然農法シャンパーニュの元祖がルクレール・ブリアン。ナチュラル・シャンパーニュはここから始まった』

1872年、ルシアン・ルクレールがキュミエール村で葡萄栽培農家を創業。1947年には一切の化学薬品の使用を中止し、シャンパーニュで唯一の無農薬栽培を開始します。
『1955年には4代目のベルトランがエペルネのラ・ショード・ルエルにルクレール・ブリアンを設立。シャンパーニュ初の自然農法シャンパーニュ・メゾンとなった』
当時のシャンパーニュでは農薬の使用は必要不可欠と考えられており、無農薬での葡萄栽培は不可能とされていましたので彼等は唯一の存在だったのです。
『5代目パスカルはビオディナミを導入。1985年から導入し、2000年以降は全ての畑でビオディナミに切り替えを完了。シャンパーニュ初のビオディナミ・メゾンとなります』
パスカルは農民だったので、ワイン醸造には興味がなく、洗練されたシャンパーニュと言うより、田舎のシャンパーニュであって地元の人々が楽しむ安価なものでした。
『2010年パスカルが突然死。4人の娘達は相続するも、メゾンを運営する事が出来ず、畑の売却を進めていきます。30ha中15haをルイ・ロデレール、ランソン等に売却』
所有畑はキュミエールが中心。その影響でキュミエールはビオディナミの村となっていました。彼等の畑を購入したルイ・ロデレールは一気に最大のビオディナミ・メゾンとなります。
『2004年に発売されたルイ・ロデレールのブリュット・ナチュールはルクレール・ブリアンから購入したキュミエールのビオディナミ畑の葡萄から造られたものだったのです』
ランソンもルクレール・ブリアンから購入した畑で、有機栽培葡萄のシャンパーニュを謳ったブリュット・オーガニック・グリーン・ラベルをリリースしています。


❖エルヴェ・ジェスタン

畑を切り売りしていく姉妹。そこに、存続を願うアメリカの投資家が現れ、ルクレール・ブリアンを購入。ここから新しいルクレール・ブリアンが始まる事になります。
『理想のメゾンを作る為に醸造家として、マルゲやフルーリー等のRMのコンサルタントとして活躍していたエルヴェ・ジェスタンがオーナーの1人として参加』
エルヴェは、これを機にほぼ全てのコンサルタント契約を終了。ルクレール・ブリアンに集中する事になります。イギリス等、一部のコンサルタントは継続。
『メゾン運営にはモエ・シャンドン等、高級シャンパーニュ業界で長い経験を持つフレデリック・ゼメットがゼネラル・ディレクターに就任。シェフ・ド・カーヴのエルヴェをサポート』
■エルヴェ・ジェスタン
ブルターニュのネゴシャンの家庭に生まれ、若い内からワインに興味を持ち、醸造家として働き始めます。彼の誕生日はドン・ペリニヨンの命日でもあります。
『24歳でデュヴァル・ルロワの醸造長に就任。一気にトップ・メゾンへと成長させ、醸造家として認められる。その後、マルゲをコンサルタントし、その品質向上に寄与したことも有名』
ビオディナミ農法で栽培した葡萄は多くの情報を持つようになり、その情報を失わせる事なく、丁寧にワインに移していくのがエルヴェ・ジェスタンのワイン造り。
『1955年にベルトランが建てたセラーを改修して使用。地下サラー等は当時のまま使用。セラーの裏は1955年から所有する単一畑ラ・クロワゼットも残されている』


❖葡萄の情報をワインに移す

『醸造学、微生物、地学、発酵物理学を学べば美味しいワインを造る醸造家にはなれるし、美味しいワインを造れる醸造家は沢山いる。でも人を感動させられるワインは少ない』
本当に偉大なワインを造る為には地球を理解し、宇宙を感じる必要がある。葡萄樹は地球、宇宙からエネルギーを受け取っているのだから。
『葡萄のエネルギー、情報量を崩すことなく、失わせる事なく、正確に丁寧にワインに移してあげる事がワイン造りであり、本当に偉大なワインは情報量が多くエネルギーに満ちている』
アルコール発酵は太陽の影響下にあります。マロラクティック発酵は火星の影響。木樽は地球と共鳴し、アンフォラは宇宙と共鳴する。不思議なようで理にかなった考え方。
『共鳴はワインに情報を移す為のもので、ワインは自然、テロワールを表現するメッセンジャーなのだから畑、葡萄、地球、宇宙を感じる事は常に重要』
ビオディナミの月との共鳴とボトリング時期の関係は有名ですが、自然界の全ては宇宙の影響を受けて成り立っているのであれば不思議な事ではないのです。
一方で醸造は非常に丁寧。ワインの移し替え前に全てのホースは窒素で酸素を逃がします。移す前のワイン少量を熟成容器に入れて戻すというエルヴェ独特の工程があります。
『次に移る場所の情報を移す前のワインに伝えてあげる事でワインは安定する。破砕した後のモストはカオス状態。低い温度で休ませる事で安定する』
■トップキュヴェ「グラン・ブラン」
元々所有していたクラマンを中心に、友人であるダヴィッド・レグラパール、オー・ギュスタン等の紹介でメニル・シュール・オジェ、更にシュイィの自然農法で管理された畑を購入。
『コート・デ・ブラン・グラン・クリュの活性化したチョーク層を持つ3つの畑はエネルギーに溢れている。この3つの個性をアッサンブラージュした偉大なシャンパーニュ』
長く樽熟成し、ワインとしての広がりを得ながら、酸素とも触れ合っていきます。葡萄自体が強いので酸化防止剤無添加、ドサージュもなしとなっています。