シャブリ・レ・クロ・グラン・クリュ2020

日照量の多さが分かる果実感

ジャン・マルク・ブロカール

シャブリ・レ・クロ・グラン・クリュ2020

通常価格
¥15,400
販売価格
¥15,400
通常価格
売り切れ
単価
あたり 
税込 配送料は購入手続き時に計算されます。

ラッピングはこちら

生産地 フランス/ブルゴーニュ
品種 シャルドネ
ヴィンテージ 2020
種類
容量 750ml

骨格の大きいワインでありながら石灰を感じさせるミネラル

レモン、バニラ、ビスケットの複雑さのある香。上品なフィネスが特徴の美しい質感。

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

グラン・クリュの斜面の中でも真南を向く区画のので日照量が多い。また、泥灰土が少なく石灰岩が多いのが特徴。よって骨格の大きいワインでありながら石灰を感じさせるミネラルが味わえる。ステンレスタンクで発酵後、フードル樽で14ヶ月熟成。酒質は強く、若い内は閉じ気味だがグラン・クリュらしい大きなワイン。

ジャン・マルク・ブロカールのワイン

  • シャブリ・ヴォロラン・プルミエ・クリュ2021

    ジャン・マルク・ブロカール

    畑から得られるリッチな味わい

    通常価格
    ¥7,920
    販売価格
    ¥7,920
    通常価格
    単価
    あたり 
    売り切れ
  • シャブリ・サント・クレール・ビオ2022

    ジャン・マルク・ブロカール

    南部プレイ村のビオディナミ区画のみ!

    通常価格
    ¥3,960
    販売価格
    ¥3,960
    通常価格
    単価
    あたり 
    売り切れ
  • シャブリ・モンマン・プルミエ・クリュ2021

    ジャン・マルク・ブロカール

    冷涼感と酸が特徴的な1erCru

    通常価格
    ¥6,270
    販売価格
    ¥6,270
    通常価格
    単価
    あたり 
    売り切れ
  • プティ・シャブリ2022

    ジャン・マルク・ブロカール

    果実のふくよかさが心地よさと伸びやかな酸のバランス!

    通常価格
    ¥3,190
    販売価格
    ¥3,190
    通常価格
    単価
    あたり 
    売り切れ
  • シャブリ・ブーグロ・グラン・クリュ2021

    ジャン・マルク・ブロカール

    グラン・クリュの中で最北に位置

    通常価格
    ¥13,200
    販売価格
    ¥13,200
    通常価格
    単価
    あたり 
    売り切れ

WINERY

生産者情報

ジャン・マルク・ブロカール

●最も強くヨード感を感じる『シャブリ』●

2代目ジュリアンのビオディナミの挑戦は『シャブリでビオディナミが成功するはずがない』と猛反対する父との戦いからはじまった。今ではブルゴーニュ最大のビオディナミ・ドメーヌとなった。

シャブリ本来の味はヨード

1973年、0.3ha から始まった「ジャン・マルク・ブロカ ール」。現在、所有する自社畑は 200ha まで増えた。 家族経営のドメーヌとしては広大な畑。シャブリには大規模生産者が多い。だが、その多くが 1970 年後半の AOC 拡張時に広がった「ポルトラン ディアン土壌」の畑を所有している。 ジャン・マルク・ブロカールは北部「ポルトランディアン土壌」ではなく南部のプレイ村に醸造所を構え、その周辺のキンメリジャン土壌のみに畑を所有。

『本来のシャブリは 1 億 5,000 万年前のジュラ紀に海の底で形成された「キンメリジャン土壌」から生まれる。キンメリジャン由来のヨードの強いミネラルこそがシャブリでボーヌには無い個性』

彼等が所有する畑のほぼ全ては拡張前のシャブリに位置。ヴィラージュも 100%キンメリジャン土壌の畑から造られる。

『1980年代、フランスでは僕等のシャブリは売れなかった。ヨード感が強すぎたからだ。最初に評価してくれたのはイギリス人。海に囲まれた彼等はヨード 感に慣れていてミネラルを求めていた』

今ではブルゴーニュ・ブランのようにたっぷりとした果実が前面に出てヨード感を感じさせないシャブリも多い。「ブロカール」は昔と変わらないシャブリ本来のヨード感を感じさせる。

ヴィラージュもキンメリジャン

現当主「ジュリアン」が最も力を入れるのは優良なプルミエ・クリュでも高価なグラン・クリュでもない。スタンダードのヴィラージュ「サント・クレール」。

『僕等にとってはグラン・クリュよりもヴィラージュのサント・クレールが大切。高価なシャブリではなく、本 来のシャブリの美味しさを広めたい』

AOCシャブリは買い葡萄から造られることが多いが「ブロカール」のシャブリ「サント・クレール」は全て自社畑。醸造所に隣接した畑で収穫後、すぐに仕込みを行う事が出来る。また、通常AOCシャブリはシャブリ北部の「オックス フォーディアン土壌」の葡萄を使う。この土壌は樹勢が強く、収量が多いので葡萄が安いのだ。

『サント・クレールはシャブリの中心を流れるセラン川の左岸南に位置し、グラン・クリュと同じ時代の後期キンメリジャン土壌が露出する畑。グラン・クリュほどの傾斜はないが、全く同じ土壌』

特筆すべきは「サント・クレール・ヴィエイユ・ヴィーニ ュ」。サント・クレール内にある樹齢 80 年の区画でビオディナミが採用されている。

『樹齢 80 年の樹の根は 30m以上垂直に伸びていているので雨の少ない年でも良い結果を得ること ができる。また、樹勢が弱く、水分量が少なく、凝縮度が上がるので重厚なワインになる』

圧倒的な凝縮度とキンメリジャンのミネラル。そして低いPHからくる高い酸度がこのワインの熟成力を高めていて蔵出しバック・ヴィンテージも素晴らしい状態で楽しめる。

100%ビオディナミを目指す

「ブロカール」の大きな転換が2代目「ジュリアン」が 1998 年から始めたビオディナミ。 父「ジャン・マルク」は当時、猛反対したが「ボワッソヌーズ」から始めて今では80%の畑の転換が終了している。

 

『アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールもブロカールで働いていた。彼等とも協力してビオディナミを進めてきた』

しかし、雨の多かった 2012 年や天候不順の 2013 年にも薬剤を使用しなかったので生産量は半分以下まで落ちてしまった。勿論、売上も半分以下になるということ。ドメーヌ運営も大変。

『調剤も購入するのではなく、自分達で作っている。ビオディナミによって各畑の個性が、より明確に出てきている』

「ジュリアン」は他にもウッフ(卵型発酵槽)の導入や、仕立の変更、発酵期間の延長など積極的。グラン・クリュ・レ・プリューズはコンクリート製のウッフで発酵、熟成することで澱の影響を強く受けてより複雑性を強調できている。

『シャブリ・サント・クレール V.V の変化が解りやすい。しっかりとしたグリップ、シャブリらしいヨード感は非常に強く感じられる。さらに目の細かい緻密な質感。僕等の仕事は間違っていなかった』

ヴォード・ヴェイは東向きの斜度52 度という厳しい環境なのでモンマンよりも冷涼感が出て、果実よりもミ ネラルと酸が特徴的で最も垂直性が出る。 ヴォロランは肉付きのよい果実味が得られるように変化。モンマンは熟した果実にヨード感を強く感じられるようになった。