サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ・スペリオーレ・リゼルヴァ・プロビ2019

単一区画「プロビ」のサンジョヴェーゼ

ヴィッラ・パピアーノ

サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ・スペリオーレ・リゼルヴァ・プロビ2019

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生産地 イタリア/エミリアロマーニャ
品種 サンジョヴェーゼ
ヴィンテージ 2019
種類
容量 750ml

複雑なアロマが見事に調和

ベリーなど赤系果実に加えて、ザクロやブラッドオレンジの果実の香りが複雑に調和しています。なめらかなタンニンで、いきいきした味わいは余韻にも感じられます。

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

サンジョヴェーゼ100%の標高470〜500mに位置する畑ヴィーニャ・プロビの葡萄のみ。砂岩主体で痩せた土壌。1970年に植樹された古い畑。収穫後、全徐梗して野性酵母のみでステンレスタンク発酵。マセラシオンは40日間と非常に長い。マロラクティックから大樽と古いトノーで12ヶ月熟成。その後、瓶内で12ヶ月熟成後、出荷。

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WINERY

生産者情報

ヴィッラ・パピアーノ

●ロマーニャ地葡萄「アルバーナ」「サンジョヴェーゼ」の可能性●

ロマーニャ地区で19生産者の醸造コンサルタントを務める「フランチェスコ」が遂に自分のカンティーナを立ち上げた。今最も注目すべき造り手と言える。アンフォラ発酵・熟成のアルバーナにも注目。

2001年設立

「ノエリア・リッチ」や「ヴィッラ・ヴェンティ」の醸造責任者を務める「フランチェスコ・ボルディーニ」。親子2代に渡ってロマーニャ専門で醸造コンサルタントをしてきた。醸造だけでなく、ロマーニャの土壌と気候の研究も行 っていて、地域毎のテロワールを活かしたワイン造りをこの地域で初めて開始した人物でもある。

『ロマーニャにはトスカーナとは気候も土壌も違う。ロマーニャらしさを表現するには量を捨てて質を目指さ なければいけない』

地域全体の品質向上に努めてきたが、2001年、遂に自分のワイン造りをすべく、家族と共に廃墟となっ ていたカンティーナを購入した。

『トスカーナに近いキオーダ山の奥地、標高500mでまわりは全て森。冷涼な気候は葡萄樹に適度なストレスを与えてくれる理想の地だった』

量産には向かない山奥の厳しい環境。勿論、他の造り手は畑を持たない。500年以上まわりは全て森林だったので環境は最高の状態であった。

『泥灰土に砂岩が混じる痩せた土壌。樹勢は抑えられ、冷涼な気候によって生育も遅い。ハンギングタイムの長さが気難しいが長熟なワインを産む』

ワインはロマーニャの可能性を証明するかのようなシリアスで凝縮した印象。芳香よりもミネラルの力強さが支配し、強固で垂直的味わい。

 


森と共存する畑が理想

2009年以降、10haの所有畑では極少量の銅と天然硫黄、コンポスト以外は使用していない。

『有機認証基準値の半分以下の使用量。特に銅は元々地中に存在しない成分なので 3kg/ha以下に厳しく制限している』

灌漑も行わない。樹齢20~45年の葡萄樹は乾燥した年や酷暑の年を経験して根を深く伸ばし、最低限の水分を確保できる場所を知っているから。

『極度の乾燥が襲った2012年でも灌漑無しに葡萄樹自身が通常より果実を小さくして生き延びた。生産量は半減したが、それが自然の抗耐力』

ロマーニャのイメージとは異なり、標高500mの山中は冬には雪が降り、地中の微生物はある程度死滅す る。雪は春先に溶けて土壌は水分を蓄える。

『まわりを森に囲まれているので葡萄樹も森の一部となり、他の植物や動物、昆虫の影響を受けながら自然のバランスをとる』

自然のサイクルが理想的に機能しているのは人が作 った環境ではないから。自然が長い歴史の中で作り上げたバランスの中に葡萄樹があるのだ。

 

 


40日間マセラシオン

醸造の特徴はサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャでは 珍しい長期マセラシオン。ベースのキュヴェでも24日間のマセラシオン(通常は5日程度)。

『ロマーニャ種は粒が大きく水分が多いので骨格が 不足しがち。マセラシオンでは濃さではなくワインに厳格さを与えたい』

その後は樽には入れず、ステンレスと瓶内で熟成。フレッシュさと硬質感こそがこの土地の個性。樹齢50年のロマーニャ種からはリゼルヴァが造られる。この畑は8,000本の密植で、着ける果実は非常に小さい。

『リゼルヴァは40日間のマセラシオン。果汁が少なく、果皮の比率が高いので果皮の影響を強く受ける。全ての要素が強いので大樽で1年間熟成』

もう1つの個性がアルバーナ種。この地の固有種で果皮が非常に厚く、タンニンが豊富。酸度も高く、ミネ ラルの表現に向く。彼等はアルバーナで3種類のワインを造っている。1つは伝統的遅摘みのデザートワイン。酸度を残した9月末の収穫と10月末の貴腐菌が着いた葡萄を別々に発酵。

『6ヶ月間自然酵母のみでゆっくり発酵させることで甘いだけでなく複雑な味わいを得る。また早い収穫の葡萄が酸度を与えてくれる』

辛口のアルバーナ「テッラ!」はアンフォラで発酵。6ヶ月間マセラシオンという珍しい造り。一般的なアロマティックなアルバーナではなく、ミネラルが前面に出る「モディリアーナ」らしいワイン。

『アンフォラ発酵、6ヶ月マセラシオンでも繊細で綺麗なワインに仕上がっている。酸化やバクテリアの繁殖は全くない』

3種目がヴェルモット。アルバーナの遅摘みデザートワインに少量の砂糖、シナモン、グローヴ、生姜、レモン、オレンジピール、スパイスを加えて熟成させた昔懐かしい手作りヴェルモット。

『暑過ぎる年のアルバーナは遅摘みすると果皮のタンニンが多過ぎてデザートワインには向かない。遊びで造ってみたら美味しかった』