こんなワインです
1947、1957年に植樹された平均樹齢70年の区画でマルゴッタでクローンを保持している。土壌は典型的な石灰岩を多く含む泥灰土。ブルナーテの中でも最も優れた区画を持つのがマレンゴと言われる。日当たりが非常によく毎年一番最初に収穫が始まるのがこの畑。
マリオ・マレンゴのワイン
WINERY
生産者情報

マリオ・マレンゴ
『ブルナーテ』最高の区画を所有
バローロのクリュでも最高のクリュと言われるブルナーテ。その中でも最高の区画を所有するのがマリオ・マレンゴ。バ ローロの頂点とも言われるこの区画からは緻密で繊細、大きなワインが産み出される。
ブルナーテ最高の区画
「エリオ・アルターレ」の「バローロ・ブルナーテ」は「マリオ・マレンゴ」の葡萄を使って造られてきた。(現在は契約が終了した)
『バローロ最高のクリュの1つがブルナーテ。その最高の区画を所有するのがマリオ・マレンゴ。斜面、方角、土壌、樹齢、全てが最高』
「ラ・モッラ」の特徴である「優雅さ」を高いレベルで 表現することができるのは限られた畑。「ブルナーテ」こそが「ラ・モッラ」。1haの「ブルナーテ」は丘の中心部、南東向き。日光が一番初めに当たる区画。標高は350mで丘の中部に位置する。 「ブルナーテ」最高の区画と言われる彼等の「ブルナーテ」は僅かに年400ケースの生産。
『樹齢は80年。ブルナーテで最も古い葡萄樹。土壌は粘土石灰質だがシルトが混じっているのが特徴。鉄分が少ないのも特徴』
もう1つ彼等の重要な畑がバローロ村の「ブリッコ・デッレ・ヴィオーレ」。0.9ha の小さな区画で丘の最上部を所有。1950年に植樹された古い区画で標高は450mを超す。
『ブルナーテより石灰含有量が多く、標高はバロー ロ村で最も高い。ワインはより繊細で名前の通りスミレの花の香が出る』
有機栽培と持続的農業
「マリオ・マレンゴ」は1899年からボトリングを開始。 創設者は現在の当主「マルコ」の父「マリオ」。所有畑は全て合わせて3.5ha。 2001年父「マリオ」が亡くなり、「マルコ」が後を継ぐと 一気に評価を上げていった。彼は毎日畑にいることで造り手達の間で有名。
『毎日樹を観察すると葡萄樹の病気等の変化に気 がつける。早く気付けば薬剤を使わずに対処できる。だから硫黄だけしか使わずに済む』
畑では硫黄と銅以外は使用しない。殺虫剤、除草 剤も一切使用しない。病気は予防と観察、介入の3段階で対応できるが、「マルコ」は予防と観察で全て対処できると考えている。
『バローロで葡萄樹を健康に保つ為に重要なのは区画の場所に合わせて仕立を変えて湿気と太陽光の当たり方を調整すること』
必要な時期だけ殺虫剤の代わりに特定の害虫の産卵や繁殖に合わせてフェロモン・トラップや蜂蜜、ヴィネガーが使われている。畑では下草が伸ばされている。春先と雨が多い時期のみ湿気を除去する為に刈り込みを行うが基本的に1年間伸ばしっ放し。
『下草は急斜面のブルナーテでは重要。表土が流れ落ちるのを防ぐ。同時に葡萄樹の根が横に伸びるのを防いでくれる』
ブルナーテ・リゼルヴァ
■バローロ・ブルナーテ・リゼルヴァ:「ブルナーテ」の畑の一部に1940年に植樹された75年以上の樹齢の樹が0.16ha だけ残っている。この葡萄だけを使って造っているのが「バローロ・ブルナーテ・リゼルヴァ」を造っている。良い年のみの生産で1,000本のみ。
『以前はヴェッキア・ヴィーニュとしてリリースしていたがポテンシャルが高いので2 年熟成期間を延ばすことにした』
■バローロ 近年、単一畑のバローロに加えて1999年に植樹されたバローロも3,000本だけ造り始めた。畑は「ラ・モッラ」の2ヶ所の畑のアッサンブラージュ。
『将来的には単一のクリュとして瓶詰めしたい。今は樹が若いのでアッサンブラージュで補い合っている。栽培、醸造はクリュと同じくする』
■ネッビオーロ・ダルバ・ヴァル・マッジョーレ:ネッビオーロ・ダルバは「ロエロ」の平地の葡萄が使われることが多いが、グラン・クリュと言われる「ヴァル・マッジョーレ」の葡萄が使われている。
『奥さんがヴァル・マッジョーレの出身なので良い区画を手に入れることができた』