マス・カンディ

・職人的ワイン造り、コルピナット(泡)も高品質・

100%オーガニック自社畑、栽培の難しい土着品種スモイも栽培

マス・カンディはラモン・ハネとメルセ・クスコの夫婦によるボデガで、バルセロナから1時間弱西に向かったペネディス、アヴィニョネット近郊にあります。ここはガラフ山脈の麓に位置しバルセロナの南の美しい海岸線との間の美しい丘陵地帯です。

彼らはこのワイナリーを2005年に設立しましたが、その歴史は遥か長く遡ります。17世紀の文書にはこの土地でクスコ一家が農業を営んでいるのが書かれていて、ラモンの家族はそれ以前よりも多くの代にわたってここから10キロほど北西にあるフォント・ルビにて農業を営んでいました。ラモンはぶどう栽培と醸造学を学び、家族の畑で働いていました。彼はまた友人でもあるトニ・カルボと共にできるだけ多くのワインを広くテースティングすることに情熱を注ぎました。

トニは妻のアナとLa Saladaを所有、運営していますがマス・カンディのプロジェクト開始よりラモン・メルセと共にパートナーとして協力してきました。彼らもまた、自身のワインを作る前は地元の大手の生産者へ葡萄を売っていました。

少しずつ自分たちのブドウを取り戻しながら自分たちのワインの範囲を広げています。彼らは常に環境へ相当な配慮をはかりながらにオーガニック栽培を続けており、当初からカタルーニャのナチュラルワインのムーブメントを見てきました。

またコルピナット(CORPINNAT)の創立メンバーでもあります。コルピナッットは品質の低下した大企業が牛耳る低価格でなんでもありなDOカヴァから離脱した高品質生産者の組織で自ら厳しい規定を課しています。

100%オーガニック、自社畑で手摘み、自社醸造、18ヶ月最低熟成など。マス・カンディはスパークリングだけでなく高品質なスティルワインも作っています。彼ら自身は”ナチュラルワイン”と呼ばれることをさほど望んでいませんが、ほとんどのワインがSO2も含む無添加で作られます。全ての畑とセラーはオーガニックに認証を受けています(CCPAE)