こんなワインです
90年代に植樹された樹齢20年程度の北向き斜面の畑。粘土が比較的大目でシレックスが混じる。標高は100m。収量は45hl/haと一般的なシャンパーニュの半分以下という少なさ。
発酵はステンレスタンクで野性酵母のみ。発酵が進み、味わいのバランスが取れたら、ボトルに移して発酵を続ける。酸化防止剤は一切添加しない。
※エチケットが異なる場合がございます
セバスチャン・ブリュネのワイン
WINERY
生産者情報
セバスチャン・ブリュネ
●今や珍しい「超正統派」シュナン・ブラン●
流行に流されて果実や甘み、ゆったりとしたシュナン・ブランが多くなっている今。もう一度注目したい正統派ヴーヴレの伝道師がセバスチャン・ブリュネ。硬質で高い酸度がヴーヴレの最大限にミネラルを引き出す。最も難しい産地ヴーヴレ
アンボワーズからロワール川が蛇行した辺りの右岸、トゥフォー土壌が広がるエリアがヴーヴレ。ロワールの多くの産地の中で最も難しい産地と言われる。
『天候の振れ幅が大きいのでロワールで最も天候に左右される産地。毎年の天候を素直に反映したワインこそがヴーヴレ』
基本的には湿気が多く、冷涼な年が多いが、入り組んだ丘陵のお陰で全く雨が降らなく、極度に乾燥する年もある。しかし、夏は短く、酷暑が長く続く事は無いのと土壌自体のPHが低いので圧倒的な酸度は毎年確保されている。
『乾燥した年のワインは閉じてしまう。冷涼年は酸度が高く鋭すぎる。どちらも熟成することで本領を発揮する。長期熟成が大切』
土壌は黄色がかったトゥフォー(石灰岩盤)土壌でシレックスと水晶を含む粘土の表土が薄くトゥフォーを覆っている。
『低いPHとミネラル豊富で痩せた土壌でテロワールを表現できるのがシュナン・ブラン。その為に大切なのがノンマロラクティック発酵』
厳しい自然環境のヴーヴレの個性を最も的確に表現しているのが「セバスチャン・ブリュネ」であり、他のどの産地のシュナン・ブランとも似ていない。
本来のシュナン・ブランの個性
1974年に代々、葡萄栽培農家だったミッシェル・ブリュネが「ドメーヌ・ド・ラ・ロッシュ・フルーリー」を設立したのが始まり。