ファロ・テッラ・ディ・ヴェント2021
ファロ・テッラ・ディ・ヴェント2021
  • 画像をギャラリービューアに読み込む, ファロ・テッラ・ディ・ヴェント2021
  • 画像をギャラリービューアに読み込む, ファロ・テッラ・ディ・ヴェント2021

ファロらしい素朴な美味しさ

エンツァ・ラ・ファウチ

ファロ・テッラ・ディ・ヴェント2021

通常価格
¥4,950
販売価格
¥4,950
通常価格
売り切れ
単価
あたり 
税込 配送料は購入手続き時に計算されます。

ラッピングはこちら

生産地 イタリア/シチリア
品種 ネレッロマスカレーゼ60%、ノチェラ15%、ネレッロカプッチョ15%、ネロダーヴォラ10%
ヴィンテージ 2021
種類 赤ワイン
容量 750ml

素直な果実味に塩味

綺麗な赤い色調にキイチゴのような香り。軽やかな果実味に少し塩味が聞いており海風をあびた葡萄が感じられる。ストレートでいい意味での野暮ったさががあり、飲み進む味わい!

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

手収穫後、100%除梗するが、果実は潰さずに36時間置いておき、自然酵母が十分に繁殖した時点で足で葡萄を踏んで発酵開始。20日間のマセラシオン及び発酵後、古バリックに移して12ヶ月間熟成。

エンツァ・ラ・ファウチのワイン

  • ファロ・テッラ・ディ・ヴェント2021

    エンツァ・ラ・ファウチ

    ファロらしい素朴な美味しさ

    通常価格
    ¥4,950
    販売価格
    ¥4,950
    通常価格
    単価
    あたり 
    売り切れ
  • ファロ・オブリ2021

    エンツァ・ラ・ファウチ

    偉大なワインを感じさせる構成力

    通常価格
    ¥6,160
    販売価格
    ¥6,160
    通常価格
    単価
    あたり 
    売り切れ
  • カゼ・ビアンケ2023

    エンツァ・ラ・ファウチ

    アロマティックだけど辛口のミュスカ

    通常価格
    ¥5,060
    販売価格
    ¥5,060
    通常価格
    単価
    あたり 
    売り切れ

WINERY

生産者情報

エンツァ・ラ・ファウチ

●5軒しかないファーロの個性を次世代に残す●

シチリア最古の DOC ながら衰退しているファーロを次世代に残す為に最良の区画を開墾。シチリアワインの専門家 「エミリアーノ・ファルシーニ」と共にファーロの個性を最大化する。

ファーロの独自性

シチリア北東部のメッシーナより更に北、ファーロ生 産エリアの最北、海まで 300m のコントラーダ「ピアノ・ ロッカ」に位置する「エンツァ・ラ・ファウチ」。

『他のシチリアワインとの一番大きな違いである「ノチ ェッラ種」の栽培に最も適した条件を持っているのが この地域と言われる』

海に近いので湿気が多く、斜面も東向きなので一見 すると優れた産地には思えないかもしれないが、湿 気を含んだ冷たい海風が過剰な気温上昇を抑え、 東向き斜面が夕日で葡萄が焼けることを防ぐ。 更に山から吹き降ろす熱い南風「シロッコ」も吹くので 1 年を通して風が吹き抜ける。この風が湿気を乾かし 続けることでファーロは成り立っている。

『海風を直接受ける丘の上で葡萄は海の影響と山 の影響を同時に受ける。ノチェッラがフレッシュさと 上品さを与え、他の地域にはない個性を得る』

1976 年にシチリアで初めて DOC に認定されたファ ーロはメッシーナから近く、人気だったが、今では衰 退し、造り手は最大手「パラーリ」を含め、5 軒しか存 在しない小さな産地になってしまった。 強すぎる風が新芽を折ったり、湿気によるカビ対策な ど毎日の手作業が必要な、厳しい産地なので造り手 は減ってしまったが独自のテロワールがある。

『トゥーフォ土壌と潮風が葡萄にミネラルを与えてくれ る。このテロワールの特徴を最も強く表現する品種 がノチェッラとネレッロ・マスカレーゼ』

ファーロは法規制上、ネレッロ・マスカレーゼが 45~ 60%、ネレッロ・カプッチョが 15~30%。その他品種 が 25%までブレンドできる。

『エンツァ・ラ・ファウチでは 15%ノチェッラと 10%ネ ロ・ダーヴォラを加えることでファーロらしさを最大限 に表現している』

ノチェッラはファーロにしかない品種。果皮が薄い為、 カビや病気に弱いので生産量が安定しない。しかし、 果皮に含まれる香成分が多く、酸とミネラルが豊富 なのでワインに上品さを与える。 ネロ・ダーヴォラは不安定なノチェッラと反対に毎年 安定した糖度を得られるので 10%加えることで最適 な糖度バランスを得ている。

 

グラーチ、G.ルッソと同じ醸造家

当主「エンツァ」はシチリア唯一の高品質グラッパ蒸 留所「ジョヴィ」の娘で大学卒業後、ジョヴィで葡萄の 買取りを担当していた。 品質の高いヴィナッチャを手に入れる為に造り手を 訪問しているうちにワインに興味を持ち、醸造学校に 入学してしまう。

『卒業後、2003 年にファーロの森を開墾し、葡萄を 植樹。元々森だったので 1度も薬品が使われていな い。今でも少量の銅と硫黄のみ使用する』

当初、醸造は「ベナンティ」に相談しながら自分で行 っていたが、よりファーロの個性を表現する為に「エミ リアーノ・ファルシーニ」を醸造責任者とした。

『エミリアーノはグラーチやジュゼッペ・ルッソの醸造 も担当するシチリアワインの専門家。土地の個性を 活かすワイン造りが特徴』

2007 年に「ベナンティ」に助けてもらいながら初めて ボトリング。2009年にはファーロ DOCとして正式に販 売を開始した。

『開墾する前は森。今も畑は 3方向を森に囲まれ、1 方向は海に向かって開けている。葡萄だけでない植 物、昆虫、動物が存在することが重要』

畑は 1 枚畑で森の中。他の造り手の畑とも面してい ないので一切の化学薬品の影響はない。2~3 年に 1 度のペースで植物性のコンポストを撒くが、それ以 外は銅と硫黄のみ。

 

アッサンブラージュが重要

『土壌はチョークと砂を含む粘土質で、ところどころ に「ミカ・ドラータ」と呼ばれるシスト状の岩が含まれ ている。これが鉄分を与える』

この種の土壌は痩せているので植樹したての若い樹 は灌漑しないと死んでしまうくらい水はけが良い。

『醸造は畑の隣にある醸造所で行う。全ての葡萄は 手作業で収穫され、黒葡萄は大型のプラスチック製 の桶に入れて足で潰して自然酵母で発酵』

一切酵母や蔗糖、酸も足さない。品種毎に分けて収 穫し、発酵。別々に熟成させている。

『できるだけ小さい単位で熟成させることで色々な 個性を持つベースワインができる。それをアッサンブ ラージュすることで複雑味を得る』

熟成は「ファロ・テッラ・ディ・ヴェント」で 12 ヶ月。「フ ァロ・オブリ」で 18 ヶ月。どちらもベナンティ等で使わ れた古樽のみ。新樽は使わない。

■Terre Siciliane Bianco “Case Bianche”
所有畑の中で砂質が強い区画に植えられた「ジビッ ボ」を 100%使用したキュヴェ。収穫後、6 度で 18 時間果皮も種子も残してマセラシオン。 自然酵母のみで発酵。3 ヶ月古バリック、3 ヶ月ステ ンレスタンクで熟成。

『ファーロでは珍しいジビッボだが、甘いだけでなく、 ファーロらしいミネラル感をワインに与えてくれるので エキゾチックで個性的』