こんなワインです
最高の年セレブリス・ロゼ2008
ここ最近の最高の年と言えば、どの造り手も2008年を挙げるでしょう。
ほぼ全ての造り手は既に2008年をリリースしていますが、ゴッセは未だにデゴルジュマ ンせず、待ちました。そして、ようやく2022年4月にデゴルジュマン。ようやくリリースとなりました!
醸造責任者のオディロン・ド・ヴァリーヌは2008年をこう評しました。
「完璧な年であるのはわかっているが、それ以上に特別に心動かされるヴィンテージ です」
以下、オディロンさんのコメントです。
『2008年について/畑の個性に集中する事は大切です。
だからこそ、200以上のエリア別にワインを分けて保存しているのです。
ですが、一番大切なのは味わいなのです。
私達は全てのワインをブラインドで試飲してアッサンブラージュを決定しますし、ブラインド試飲で良い状態になったワインだけをリリースしています。
これはシャンパーニュで最も古い由緒あるゴッセの伝統です。
ですから2008年のセレブリスは今までリリースされなかったのです。
2008年を理解するには「愛想の良さ」という言葉が重要です。
これは2008年のキャラクターの中心です。2008年は冷涼な年でした。
9月の収穫前に気温が上がり救われたのです。
ゆっくり成熟した葡萄は酸度も、しっかり持ちながら多くの要素を保持していたのです。
この年はシャルドネが例年より多く使われました。勿論、ノン・マロラクティックです。 冷涼年の酸度の高いシャルドネ。
しかも成熟しているので要素が多い。だからこそ、熟成させる時間が必要だったのです。私達は結局、味わいのバランスを得る為に10年以上澱と共に熟成させてきました。
私の年齢にもなると時間はとても重要です。このようなポテンシャルの高いヴィンテ ージは醸造も重要な要素ですが、どれだけ熟成できるかという事も重要なのです。
最高の年と言うのは簡単ですが、14年の歳月を要しました。愛想の良さだけでなく、 その後ろにある繊細な世界、深さを感じてもらえたら嬉しいです。』
Ay, Chouilly, Bouzy, Verzy, Cramant(Grand Cru) グラン・クリュ主体にその年の最高の区画のみを使用。発酵はステンレスタンクで18℃から始め約15日間のアルコール発酵。マロラクティック発酵は行わない。12月に200以上の原酒をアッサンブラージュ。この時、ブジィとアンボネイのピノ・ノワールから造る赤ワインを7%加える。最低72ヶ月の瓶内熟成。ドザージュ5g/L。
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