カレーマ・リゼルヴァ2018
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高コスパ!熟成ネッビオーロのおいしさ

プロデュットリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマ

カレーマ・リゼルヴァ2018

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生産地 イタリア / ピエモンテ
品種 ネッビオーロ
ヴィンテージ 2017
種類
醸造・熟成 2009年まで木樽30ヶ月後瓶内12ヶ月以上熟成が義務だったが2010年からは36ヶ月の木樽熟成のみとなった。大きなセメントタンクでゆっくりと発酵させることで要素の多いワインに仕上がる。
アルコール度数 13%
容量 750ml

熟成ネッビオーロの複雑だ味わい

オレンジ色を帯びたガーネット。ドライフラワーやオレンジの皮、シナモン、甘草、ココアの香り等々の豊富な香。口の中は非常に柔らかく、甘みのあるタンニンと繊細なタンニンの余韻が心地よい。

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

その年の状態の良い葡萄のみを選別して使用。段々畑で棚仕立という畑で栽培されたネッビオーロ。収穫後、大きな冷蔵庫で 1 晩冷やしてから大型セ メントタンクで醗酵。20 日間程度のマセラシオン。醗酵初期は優しくルモンタージュを行う。熟成は栗の木樽とスラヴォニア大樽を併用して 18 ヶ月間。そ の後、瓶熟成 18 ヶ月を経て出荷。野性味があり、旨味も強いのでジビエ料理にも相性が良い。

プロデュットリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマのワイン

  • カレーマ・リゼルヴァ2018

    プロデュットリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマ

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  • カレーマ・クラシコ2018

    プロデュットリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマ

    華やかで柔らかい甘いタンニン

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WINERY

生産者情報

プロデュットリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマ

僅かに残る伝統的『段々畑のネッビオーロ』

今やカレーマにしか残っていない石垣造りの段々畑に棚仕立に仕上げられたネッビオーロ。収量は多く、凝縮したワ インはできないが、昔ながらの滋味あふれる野性的なワインが出来上がる。

 

人口700人カレーマの地酒

人口 700 人の「カレーマ」。トリノからアオスタに向か う途中にある小さな村にピエモンテで初めて DOC を 獲得した銘酒「カレーマ」がある。 アオスタに隣接する「カレーマ」は独特のワイン文化 が残されている。 その中心的役割を果たすのが 700 人の村民のうち 80 人が所属する協同組合「プロデュットリ・ネッビオ ーロ・ディ・カレーマ」。

『1960 年にカレーマのワイン文化を後世に残すこ とを目的に設立された組合。組合員は全員、他の 仕事と兼業している』

現在の社長は郵便局員との兼業。醸造責任者もカ レーマ出身。ボトリングやエチケット貼りは地元のお 年寄りが担当している。 「カレーマ」の畑は全て合わせても 12ha のみ。ほと んどがこの組合によって醸造されている。 1960 年設立、1965 年には現在の場所に移動し、 熟成からボトリング、販売までを行うようになる。

『1960 年から 1983 年までは各栽培農家の自宅 で収穫、発酵までを行っていた。発酵終了後、カン ティーナに持ち込みアッサンブラージュし、樽熟成を 行っていた』

繊細な作業である発酵を各家庭で行っていたとは 今では考えられない。当然、品質は高くなかった。

『当時はまさに地酒でした。1983年、現在のカンテ ィーナのセメントタンクでの発酵に変更。一気に品 質は向上した』

伝統的石垣造りドゥピン

「カレーマ」はネッビオーロが育つ限界地点と言われ る。この冷涼な土地で葡萄栽培を可能にしているの が「ドゥピン」と呼ばれる畑の作り方。

『ネッビオーロの畑ではここにしか無い石垣で組まれ た段々畑。古い区画は支柱も地中の岩盤を切り出 して作っている』

この石柱を「ドゥピン」と呼ぶ。石垣と「ドゥピン」が日中 に太陽光で温められ、一気に冷え込む夜間に熱を 放射することで葡萄が温められる。 仕立は雪が積っても腐らないよう身長よりも高い。急 勾配の斜面に葡萄樹が 2~4 列植わった段々畑が 張り付いている。 機械は入れない。牛を使った耕作も不可能なので 全ての作業は手作業。収穫は 30kg のカゴを背負っ て石段を登り降りすることになる。

『厳しい自然の中、石垣と石柱で段々畑を作ること で葡萄栽培を可能にした。今では効率が良いとは 言えないが、先人の知恵が詰まっている』

「カレーマ」の繊細な酒質は他の偉大なネッビオーロ の産地でも表現できない。代わりの無いワイン。

存続の危機

人口減、高齢化に伴って捨てられ荒廃する段々畑 が後を絶たず、後継者問題に直面していた。 「カレーマ」は存続の危機だったが、近年ガンベロ・ロ ッソ等で注目され、注目が集まっている。 地元で消費されていたワインは世界中に売れるよう になり、品切れ状態が続くようになった。 お年寄りでも作業できるよう、一部では伝統的ペル ゴラ仕立からグイヨへの変更も行われた。

『一方で収量が多いペルゴラ仕立で段々畑だから こそカレーマの良さがあるとも言える。国際的ワイン になるべきではない』

産地としての「カレーマ」は存続できそうだが、個性と しての「カレーマ」も存続できるだろうか。

『一部のお客の要請でバリック熟成のカレーマも造 ったが好きになれない。やはりカレーマの伝統にの っとったワインであるべきだ』

寒いカレーマの大型セメントタンクで発酵し、栗やオ ークの大樽、フードル樽など色々な樽で長期熟成さ せることでカレーマは完成する。 少し野性味を感じさせるくらい樽熟成期間が長いこ とが昔ながらの田舎味を引き出している。