カンノナウ・ディ・サルデーニャ・リゼルヴァ・フランヅィスカ2020

アマローネ×バローロ!?

ジョヴァンニ・モンティッシ

カンノナウ・ディ・サルデーニャ・リゼルヴァ・フランヅィスカ2020

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品種 カンノナウ・ディ・サルデーニャ
ヴィンテージ 2020
種類
容量 750ml

奥深いカンノナウの世界

濃い赤紫の色調。スパイスを感じる熟した果実の香り。強さの中に秘めたポテンシャルを感じる味わい。熟成にも。

ライトボディ フルボディ
フレッシュ 複雑
酸味 甘味
タンニン弱 タンニン強

こんなワインです

樹齢85年の古いクローンが残る僅か0.7haの畑で標高は580m。シロッコで乾燥している。花崗岩が風化した砂質土壌。9月下旬に手摘みで収穫。約10%は全房、残り90%は除梗し、開放桶で約30日間自然発酵。その後、1.5hlの大樽で24ヶ月間熟成。無濾過、無清澄。SO2はボトリング前に僅かに使用。生産本数は2,500本。

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WINERY

生産者情報

ジョヴァンニ・モンティッシ


カンノナウ最適地マモイアーダの厳しさ

サルデーニャのグラン・クリュと言われるマモイアーダでおじいちゃんのワイン造りを再現
バローロの複雑性とアマローネの濃密感を併せ持つような唯一無二のワイン

❖カンノナウの最適地

『スペインのプリオラートやフランスのシャトーヌッフ・デュ・パプのように、グルナッシュという繊細な品種は特定のテロワールにおいて圧倒的な繊細さと深みを見せてくれる』
乾燥に強い品種なので温暖化対策として、イタリア国内でもグルナッシュは植えられていますが、樹勢が強く、アルコールが上がりやすいので良い結果を得る事は難しいようです。
『イタリアで最もグルナッシュに相性が良いとされるのがサルデーニャ。乾燥し、日照量が多いだけでなく、花崗岩と砂の土壌もこの品種にとって理想的だったのです』
カンノナウ(グルナッシュ)は果皮が薄く、色素、タンニン量が少なく、樹勢が強いので粘土質では収量が多くなり、シンプルで奥行きのないカジュアルなワインになります。
『サルデーニャ島の中央部、標高 600m 越えの山岳部ヌオロに近いマモイアーダのテロワールがグルナッシュにとって最高と言われ、サルデーニャのグラン・クリュと言われる』
マモイアーダは海から 40km 内陸に入った大陸性気候で乾燥しています。花崗岩が風化して砂状になった古い土壌はシャトーヌッフ・デュ・パプのラヤスと同じ条件。
『花崗岩由来の砂質土壌は酸性。粘土石灰と相性が悪いカン
ノナウにとっては土壌的にも最高と言える。また、極度の乾燥、
日照量の多さも相性が良い』
マモイアーダの特殊なテロワールから生まれるカンノナウは驚くほどに凝縮し、色素の薄いはずのカンノナウでも濃く仕上がり、単一品種で十分に個性的に成長します。
『14 世紀にカタルーニャ王国と繋がりがあったサルデーニャ。その頃、カンノナウが植樹され、土地と好相性だったので全土に広がりました。カンノナウの理想郷なのです』
特に標高 650m のマモイアーダでは夏でも夜間は 15 度程度まで葡萄が冷やされ、生育が遅れます。これによって酸度を確保しながら、最高の凝縮度まで到達する事が出来るのです。
『新しい畑の標高は 850m。マモイアーダでも最も高い位置に
ある畑で、サルデーニャワインのイメージを覆し、新しいサルデー
ニャの個性、実力を表現する事が出来るはず』


❖おじいちゃんのワイン造り

2004 年、カンノナウの理想の地に突如現れた造り手がジョヴァンニ・モンティッシです。独特なエチケットと麻紐で閉じられた個性的なワインは一気に注目を集めます。
『義理の母親から耕作放棄された畑2ha を受け継ぎ、おじいちゃんの道具を使って、おじいちゃんのワイン造りを再現したのが始まり。醸造学も学んでいない』
40 年前に手伝っていたおじいちゃんのワイン造りを、そのまま再現。アルベレッロ仕立の樹間は広く、野生のハーブや動物、昆虫と共存する昔ながらの畑。

『化学薬品は一切不使用。福岡正信の不耕起の考えに賛同し、野生の植物を自由に生やし、畑を耕すのは今も牛を使って、年に 1 回だけ』
収穫後は羊が放たれ、自由に生活している牧歌的風景。イタリア本土のワイン造りとは全く違う、昔ながらの循環型農業の中にワイン造りも入っているのです。樹齢は全て 60 年以上で、90 年を超えるカンノナウも残っている。所有畑は5ha で 2ha のみがワイン生産が可能な状態。3ha は畑の再生中で収穫していません。
『土地に根付いた品種であれば、不耕起でも葡萄は生育するのです。窒素を与える為に豆類を植える必要もない。カンノナウはマモイアーダに適合した葡萄なのです』
初めて造った 2004 年のワインが想像以上に素晴らしく、本人も驚き、自慢したのでバロス(サルデーニャ方言で虚栄心)と名付けました。それ程素晴らしいテロワールでした。
『一部の評論家からバローロとアマローネを合わせたような個性と言われる程に濃密でストラクチャーのあるワイン。サルデーニャと言うよりマモイアーダの個性です』


❖バローロ+アマローネ

発酵は大きなバケツのような開放発酵桶の中で行われます。足で破砕し、野生酵母のみで発酵。温度管理もなし。暑さに慣れた酵母が活躍します。
『カンノナウは酸化に敏感な品種なので、ある程度空気と触れ合いながら発酵させ、発酵途中で大樽に移し、発酵を続ける事で品種由来の繊細な香を残す』
勿論、酸もアラビアガムも足しません。醸造所で使われる添加物はボトリング時の極僅かな亜硫酸のみで、一切の添加物や発酵補助品は使用されません。
『野生酵母が、しっかり付着したエネルギーを持った葡萄を収穫すれば、あとは何も足す必要がない。その葡萄の品質以上のワインは出来得ないのです』
古いスラヴォニア大樽で熟成。アッサンブラージュしてから清澄なし、
ノン・フィルターでボトリング。瓶詰めもラベル貼りも、おじいちゃんと
同じく、全て手作業で行われます。
『バローズはマモイアーダの厳しさと特殊性を。リゼルヴァ・フランヅィスカはカンノナウの素晴らしいポテンシャルを表現します。土地がワインを造り、表現者が葡萄品種なのです』
■モデスト・モスカート・セッコ
そして、もう 1 つ特筆すべきが、この村に古い歴史を持つ果皮ごと漬け込んで発酵させた辛口モスカート。乾燥に強いクローンで完熟しても麝香を失いません。
『古いクローンのモスカートの古樹(アルベレッロ仕立)。樹齢は 60 年を超す貴重なもの。伝統的に果皮ごと発酵されていた。6 日間果皮ごと発酵させた辛口モスカート』
決して流行のナチュラルワインではなく、この村の伝統的ワイン造りを再現しながら、本当のポテンシャルを引き出す、サルデーニャワインの伝道師なのです。